2026年10月20日にコンシュの『形而上学』が刊行されるのを受けて、気持ちの変化が見られた。これまで避けてきた翻訳の作業を厭うのはよろしくないのではないかという倫理的コーリングとでも言うべきものが現れたのである。そこで、今回の新刊にスムーズにつながりそうなのが、これまで目が行っていなかった Nouvelles pensées de métaphysique et de morale(Les Belles Lettres, 2016)である。2017年1月に手に入れているので、10年間手元にあったことになるが、これまで一度も開いたことがない。『形而上学』を上梓していなければ、読むことにならなかったかもしれない。このような因縁が生まれた書を、『形而上学と道徳をめぐる新たな思索』として翻訳することにした。暇を見ての作業になりそうなので、ゆっくり経過を追うことにしたい。(2026.10.14)
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