2007年に哲学の領域に入って以来、科学と哲学の関係について考えてきました。この間気になっていたもう一つのテーマが、科学と宗教の関係でした。これまでその中に入る余裕がなく手つかずの状態でしたが、2024年を前にしてこの問題についても省察していくことにいたしました。
この場には、このテーマに関連する文章を保存することにいたします。最初の「医学のあゆみ」のエッセイは、2021年10月の段階でこの問題について持っていたイメージをまとめたものになります。これから折に触れて資料を増やしていく予定です。よろしくお願いいたします。
(2023年12月28日)
◉ 矢倉英隆: 「科学と宗教」を考えるためのメモランダム
(医学のあゆみ 280: 184-187, 2022)
Yakura, H: Memorandum for reflecting on “Science and Religion”
➡ このエッセイで取り上げられているドーキンス VS. レノックス・ディベイト
◉ ジョン・ポルキングホーン: 科学と宗教の論争―イントロダクション
◉ ロジャー・トリッグ: 科学は宗教を必要としているか
◉ デニス・アレクサンダー: 科学と宗教の関係モデル
◉ グラハム・バッド: AI と人類――歴史の次の大きな波を乗り切る
◉ ルドルフ・オットー: 『聖なるもの』(Das Heilige)
第1章 合理と非合理
第2章 ヌミノーゼ
第3章 ヌーメン的対象に引き起こされる感情の自己感情における反射としての「被造者感情」(ヌミノーゼの諸要因 その1)