コンシュ『形而上学』の翻訳と刊行に向けて


フライヤー

レジュメ


マルセル・コンシュという哲学者が日本ではほとんど無名に近い状態であることに気づいたわたしは、なぜか彼の著作を翻訳しなければならないと思うようになった。最初に選んだのは『形而上学』(Métaphysique, PUF, 2012)である(目次はこちらから)。以下にその経過を記すことにしたい。――2024年11月18日


2024年

11月: 思い立ったが吉日で、第1章までの素訳を終える。

12月27日: 補遺にある3つの対談の素訳を終える。


2025年

1月5日: 正月明けで、ゆっくり始める。プロローグまでの見直しを終える。以前に素訳をしていたが、やはり修正すべき点が見つかる。

1月7日: 第1章の見直しを終える。

1月11日: 第2章の素訳を終える。

1月21日: 第3章の素訳を終える。

1月28日: 現在第4章を訳しているところだが、まさに雨垂れ石を穿つの心境になる。毎日の歩みが目に見えないからである。いつか、気がついたら終わっていたという時が来るのだが、それまでが長い。

2月14日: 第4章の素訳を終える。

4月5日: 第4章の見直しを終える。

5月3日: 4月は都合により中断していたが、この日、第5章から再開することにした。

5月14日: なかなか調子が出なかったが、第5章の第1節「時間」を終えることができた。 

5月16日: 第5章第2節「時間性」を終えた。

5月19日: 第5章第3節「時間化」を終えた。これで第6章に進むことになる。

5月23日: 第6章「はじめに」を終える。

5月31日: 第6章「神への確実な道」<1> を終える。

6月6日:  第6章「神への確実な道」<2> を終える。

6月8日:  第6章「神への確実な道」<3> を終え、最終章の第7章に入ることができるようになった。

6月13日: 第7章の素訳を終える。残るはエピローグだけとなった。やっとここまで来たのかという感慨が湧いてくる。

6月14日: エピローグを終える。

これですべてが終わったことになるが、これから全体の統一性を検討しなければならない。全体を見渡さなければ見えてこないことがある。誤解していたことやさらに明確になることなどが出てくるものと思われる。この過程もじっくり味わいたいものである。


9月8日: 6月に終えた訳文の見直しを始める。

9月10日: 第2章までの見直しを終える。

9月30日: 第3章の見直しを終える。

10月3日: 第4章の見直しを終える。

10月6日: 第5章の見直しを終える。

10月9日: 第6章の見直しを終える。

10月10日: 第7章の見直しを終える。

10月20日: 補遺「アルノー・プラニョルとの対談」の見直しを終える。

10月22日: 補遺「アリオシャ・ワルド・ラソウスキーとの対談」「ディディエ・ローランスとの対談」の見直しを終え、完了した。


2026年

1月31日: 日本ではわたしだけが話題にしているコンシュのような哲学者の著作を刊行することはほとんど不可能だと思っていたが、奇跡的な出来事が起こった。学術出版に力を注いでいる知泉書館さんにご理解をいただき、出版に向けて動き出しそうである。今は感謝しかない。

2月11日: 初校ゲラが送られてきたので、今日から校正を始めることにした。かなり速い展開である。

2月20日: 第4章までを読み終える。