メチニコフ

Metchnikoff avec Tolstoï
Le 30 mai 1909 @ Iasnaïa Poliana




vendredi 28 décembre 2019

メチニコフの1901年の著作『感染症における免疫』のイントロを読み始めたが、古さを全く感じない。問題意識が今の時代にもそのまま当て嵌まることに驚いている。これから読み進むと、個々の事実には過ぎ去ったという感慨を持つところも増えてくるのだろうが、それを記述している著者の思想は新しいままなのではないだろうか、そんな気がしている。



mardi 10 décembre 2019

現在進行中の免疫について考えをまとめるプロジェクトの過程で、近代免疫学の祖の一人であるイリヤ・メチニコフ(1845.5.15-1916.7.15)の人生とその哲学に興味を持つことになった。以前から頭の中にあった人物だが、最近、もう一人の免疫学の祖パウル・エールリヒ(1854.3.14-1915.8.20)の哲学と大きく異なることに気付き、その違いがこれから重要になると考えたからである。メチニコフについては多くの研究がなされているが、ここではまず彼の著作に実際に当たるところから始めることにしたい。特に期限を切るという性格のものではないので、ゆっくりと。